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12月 22

金属加工に欠かせない酸洗いって知ってますか?

酸洗いで処理する目的

酢洗いとは、酸を使って金属を洗浄する処理方法です。金属の熱処理や溶接などでできたスケールなどの酸化物を、硫酸や塩酸などの「酸」によって洗浄し処理する作業です。酢洗いにより、素材である金属の表面の酸化被膜を取り除くことで、その後の作業が簡素化されます。酢洗いを行うことにより、メッキの密着が良くなり、研磨作業が短縮され光沢をだすことができます。チタンの場合は酢洗いを行わないと光沢がでないため研磨をする前の処理として欠かせない処理方法です。

酢洗いの処理方法は?

酢洗い処理の方法は「酢洗い」「酸浸漬」「エッチング」の3つの方法に大きく分類されることがあります。「酢洗い」は、熱処理などで発生した金属の表面に付着している酸化物を化学洗浄処理することによって、スケールやサビを除去します。「酸浸漬」とは、酸化被膜やアルカリ被膜をを除去することによって、金属の表面を活性化する方法です。「エッチング」とは、常温での加工によってできた変質層を冷間圧延などの作業で除去する方法となります。

酢洗いの工程と注意点

酢洗い処理は一般的に「脱脂洗浄」「高圧水洗」「酸洗処理」から「防サビ」「乾燥」という工程で行われます。酢洗いで処理した後の金属製品の表面は、腐食しやすくなっています。特にサビの発生しやすい鉄鋼素材などの金属製品は、直ちに防サビの処理作業を行うことが重要になります。酢洗いは、硫酸や塩酸など非常に危険の高い薬剤を取り扱うことになります。薬剤の取り扱いや排水を含めた設備、作業時の事故の防止と安全対策が必要です。

酸洗いとは、金属面の洗浄や加工前の下処理などを目的として、製品を強酸で洗浄処理することで、比較的安価に行うことができます。